第26巻「飛竜部隊の戦い」を読んでいただいてありがとうございます。
作者の朝倉玲です。
まず最初に、お詫びです。
今回の第26巻は、連載最中に非常にいろいろなことがあって、集中して書き続けることがとても難しい作品でした。連載が途中で何度も中断して、何ヶ月も休みが続いたこともありました。このあたりのことは、シリーズトップの「執筆年表」に詳しく書いてあります。
このため、作品を通した視点を持ちにくくなって、物語の流れが乱れてしまいました。気になって、連載終了後、できるだけ修正したのですが、それでもやっぱりフルートの心理が追い切れていませんでした。
以前の作品を読んでいた方には申し訳ないのですが、今回のリニューアルに合わせて、第26巻は大幅に修正させていただきました。大きな筋立ては変わっていませんが、台詞が変わった場面や、複数の章をまとめた場面などが多々あります。
今回の話をもって、第26巻の決定版にしたいと思います。
さて、これでリニューアルもやっと連載に追いつきました。
作品のHTML5化もそうなのですが、今回の書き直しも、まとまった時間ができたおかげで実現しました。新型コロナウイルスによる自粛生活のおかげです。(苦笑)
ここから先は新作になります。もう少しだけリニューアルサイトの体裁を整えたら、新作の連載をスタートしたいと思います。
この巻を読んでおわかりの通り、物語はとうとう大きな節目を迎えました。大詰めも大詰めの状況です。
この後、彼らがどうなっていくのか、皆様も早く読みたいだろうと思いますので、できるだけ早く執筆に取りかかりたいと思っています。
そして、この「勇者フルート」シリーズは、あと2巻で完結の予定です。第28巻が最終刊になります。
2004年から始まったこの物語も、いよいよ終盤になりました。
最後の最後まで、皆様にはらはらドキドキしながら楽しんでいただけるよう、精一杯書いていきたいと思っていますので、引き続き、お付き合いいただければ幸いです。
世界が新型コロナから一日も早く回復していくことを願いつつ。
2020年5月22日