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第12巻「一角獣伝説の戦い」

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あとがき

 第12巻「一角獣伝説の戦い」を読んでいただいてありがとうございます。

 作者の朝倉玲です。

 

 今回の物語にはメイ国の女騎士が出てきます。

 若くて長い金髪の美人、スタイルも抜群だけど、男のような話し方をして、名前も男性名です。

 という設定で登場させたら、とたんに読者から言われました。「オ○カルですね!」

 あ~……意識してはいませんでしたが、私はリアルタイムの「ベ○ばら」世代なので、頭の中にはあったのかもしれません(照)

 ちなみに、セシルは男性の名前、と物語の中で言っていますが、実際にはフランスなどではセシルは女性にもつけられるそうです。日本の「薫さん」が男にも女にも使われるようなものかな。

 だから、彼女がセシルという名前でもまったく不自然ではないのですが、フルートたちのこの世界では「セシル」は男性だけにつける名前ということにしておいてください。

 

 さて、今回のタイトルにもなっている一角獣ですが、英語名はユニコーン。私の一番好きな架空の動物で、一時期はユニコーングッズをコレクションしていたこともあります。日本にユニコーングッズはあまりないし、あってもペガサスと混同していたり、いやにファンシーだったりするので、アメリカに行ったときにずいぶん買い漁りました。

 今も、これを書いている私の机の上には、白いユニコーンの置物があります。他のコレクションは引っ越しした際に断捨離しましたが、これだけは大切にしています。

 「フルート」には、ペガサス、ユニコーン、炎の馬の三種類の馬形の聖獣が登場しています。姿は似ていますが、ペガサスはどちらかというと男性的で気性が荒め、ユニコーンは女性的で穏やか、炎の馬は中性的というイメージで描いています。

 はい、私は馬も大好きです(笑)

 

 「フルート」シリーズの中でもロマンス色が強い今回の物語。お楽しみいただけたら嬉しいです。

2020年3月25日

朝倉玲のサイン
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