「勇者フルートの冒険」シリーズのタイトルロゴ

第10巻「神の都の戦い」

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あとがき

 第10巻「神の都の戦い」を読んでいただいてありがとうございます。

 作者の朝倉玲です。

 

 この物語でフルートたちは「神の都」と呼ばれる場所を訪れます。ミコン山脈と呼ばれる険しい山の頂に作られた宗教都市です。

 そして、この話ではシリーズを通して非常に人気のある二人の魔法使いが活躍します。書くのも楽しい二人です。

 もうひとり、イケメンなのに茶目っ気のあるキャラクターも登場します。

 相変わらずフルートはとても悩むし命は危なくなるし。でも、その悩みがだんだん年頃らしくなってきているようです。

 

 一方で、この物語では宗教が大きなテーマになっています。

 フルートの世界がヨーロッパ風なので、宗教もなんとなくキリスト教風ですが、特定の宗教をモデルにしたわけではありません。架空の宗教です。

 フルートたちの世界に限らず、宗教というものは人の思想や信念に深く根ざすものなので、対立すると容易には相容れなくなります。過去には凄惨な宗教戦争も幾度も起きています。

 でも、グローバル社会と呼ばれる今の時代に、世界中の宗教を見渡してみると、人が人として求めるものは、国や宗教の枠組みを超えて、とてもよく似ているんじゃないかな……とそんなことを感じている私です。

 

 次の外伝のタイトルは、ずばり「ユリスナイ」です。

 「フルート10」で語られるユリスナイと、外伝で語られるユリスナイ。二人のユリスナイを読み比べると、「フルート」の物語がいっそう楽しめると思います。よろしかったらどうぞ。

2020年3月23日

朝倉玲のサイン
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