「勇者フルートの冒険」シリーズのタイトルロゴ

第8巻「薔薇色の姫君の戦い」

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あとがき

 第8巻「薔薇色の姫君の戦い」を読んでいただいてありがとうございます。

 作者の朝倉玲です。

 

 この作品は「勇者フルート」シリーズの大きな区切りとなる物語でした。

 フルートは11歳で金の石の勇者になってから、次々と仲間を見つけて、勇者の一行として闇の竜デビルドラゴンと戦ってくるわけですが、さらわれた王女を助けに行く冒険を経て、ひとつの大きな決心をします。

 でも、相変わらずここにそれを詳しく書くわけにはいきません。ああ、本文を読み終えた人だけが読めるような「あとがき」にできたらいいのに!

 

 今回も非常に印象的な脇役たちが登場してきます。ロムド王から直派遣された礼儀作法の先生のラヴィア夫人、王妃付の道化のトウガリ、そしてロムド王の末の王女のメーレーン姫などなど。

 主人公たちに劣らず、脇役も個性的なキャラクターが多いのですが、これは作者がそういう変わった人たちが大好きだからです。書いていて、とても楽しいです。個性派万歳!(笑)

 

 さて、先にも書いたとおり、この物語はシリーズの大きな区切りです。

 ここまでが「子ども編」で、その先が「世界編」になります。

 もしも、ここまでであまり人気がなければ、「フルート」シリーズはこの物語で終了にするつもりでした。

 でも、おかげさまで多くの読者から好評を得て、続きを読みたいと言っていただいたので、現在に至っている次第です。本当にありがとうございます。

 外伝7「二人旅」と外伝8「幼なじみ」を挟んで世界編に突入していきますので、よろしかったら、この先もお楽しみください。

2020年3月22日

朝倉玲のサイン
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