
| ポムは、すてネコです。みかんのはこにのって川を流れていました。 「これから、どうなるのかな。いい人に拾ってもらえるかな。とても悲しいな。天使になれたらいいのに…。」 前をよく見ると滝です。小さな滝でもこの箱はこわれてしまいます。 「助けて!」 ポムは目をつぶって、かみさまにお祈りしました。 気がつくとポムには羽がありました。かみさまが天使にしてくれたのです。ポムは、かみさまにお礼がしたくてたまりません。でも、かみさまは、いそがしくて会うことはできないのです。 ポムは地上に種をまきました。やがて種はたちまち芽をだし根をのばし、花をつけて、実ができました。実ったのは、ネコたちが大好きな魚や肉です。地上にかわいそうなネコがふえないように、かみさまが、あんまりいそがしくならないように、ポムがまいたのはネコの食べ物になる木でした。 仲間の、いえ、世界中のネコがよろこび、とても仲良しになりました。 |