かみさまとネコのポム  さやまん


Illusutrated by sayaman


ポムは、すてネコです。みかんのはこにのって川を流れていました。
「これから、どうなるのかな。いい人に拾ってもらえるかな。とても悲しいな。天使になれたらいいのに…。」
前をよく見ると滝です。小さな滝でもこの箱はこわれてしまいます。
「助けて!」
ポムは目をつぶって、かみさまにお祈りしました。

気がつくとポムには羽がありました。かみさまが天使にしてくれたのです。ポムは、かみさまにお礼がしたくてたまりません。でも、かみさまは、いそがしくて会うことはできないのです。

ポムは地上に種をまきました。やがて種はたちまち芽をだし根をのばし、花をつけて、実ができました。実ったのは、ネコたちが大好きな魚や肉です。地上にかわいそうなネコがふえないように、かみさまが、あんまりいそがしくならないように、ポムがまいたのはネコの食べ物になる木でした。

仲間の、いえ、世界中のネコがよろこび、とても仲良しになりました。


     
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